2011年7月30日土曜日

ロジバンのあらまし

ロジバンは単語に語法が内包している。
エスペラントは単語と語法をそれぞれ覚える必要がある。
一方、ロジバンは単語は常に語法とセットである。語法を覚えないとその単語を理解した事にはならない。
つまり、エスペラントでは2段階あることを一発で決めるのである。
だから、エスペラントは入門がやさしく中級から上級に上がるのが非常に難しいにもかかわらず、
ロジバンは入門こそ難解極まりないが、そこを越えれば一気に上級である。(と希望的に観測する。)

エスペラントではveni(来る)という動詞に対して着地点にalという前置詞をつけることは既に決まったことである。
これは他の前置詞では置き換えられず、veniに内包されていないにもかかわらず、着地点を表すとき、必ずalをとる。
一方ロジバンでは同じ意味のklamaについて、着地点は二番目にくる項と決められている。つまり、前置詞を既に内包しているのである。klamaの語法を覚えておけば、余計な前置詞を覚える必要はなくなる。エスペランティストのために述べると、倒置は可能である。その場合、二番目の項であることを表すfeを前につければよい。このfeはエスペラントのalのように決まった意味を持たず、ただ、2番目の項であることのみを表す。

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