2011年7月30日土曜日

ロジバンの文法

用語が聞きなれないのでなかなか慣れるのは難しい。しかし、一旦覚えてしまえばたいしたことはない。
まず、前提として、ロジバンでは日本語で言う自立語がすべて用言であるということである。
例えば、「言語」という単語はロジバンでは「bangu」である。
しかし、日本語と違い、既に修飾語の種類が想定されていて、
「x1はx2(使用者)がx3(概念/命題/文字列)を表すのに用いる言語」という意味が内包されている。
例えば、「日本語 日本人 考え bangu」は「日本語は日本人が考えを表すのに用いる言語」という文になる。
単に「bangu」といった場合それは「言語」という意味である。
自立語の原型は文であるといえる。



ロジバンで使われる言葉は主に3類。brivla (bridi valsi)、ma'ovla (cmavo valsi)、cmevla (cmene valsi) である。
ざっくり説明すると、brivlaは自立語、ma'ovlaは機能語、cmevlaは固有名詞である。

brivla
子音で始まり、一つ以上の連続子音を含み、母音で終わる。
brivlaは合成語を含む。基本単位として、gismuがある。gismuは五文字からなる。前述の「bangu」はgismuである。もちろんそれは、brivlaである。gismuはbrivlaの部分集合である。gismuを組み合わせた単語をlujvoといいこれもbrivlaである。もっと複雑なfu'ivlaもあるが、ここでは説明しない。

ma'ovla
子音あるいは母音で始まり、連続子音を含まず、母音で終わる。
2~3文字の単語。日本語の助詞、接続詞などのようなもの。「mi」(私)などは主語や述語になる。

cmevla
子音あるいは母音で始まり、子音で終わる。
固有名詞など、ロジバン固有でない単語が該当する。

語の基本はgismuである。この用法を習得すれば、造語法により、自由に言葉を作り理解し、理解させることができる。多く見積もって gismu は約1350個あります。実用的なのはだいたい1200個ぐらいでしょう。

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